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  • 電撃反応の閾値について

    ここでは、「閾値(いきち)」について学びます。

    「閾値」と聞くと、少し難しく感じるかもしれませんが、簡単にいうと、何かを感じたり、反応したりし始める境目の値のことです。

    電気の感電・電撃で考えてみましょう。

    上の図を見てください。

    指先に流れる電流が、少しずつ大きくなっています。

    まず、0.6 mAでは、まだ何も感じません。

    0.8 mAでも、まだ感じません。

    ところが、1 mAになると、初めて「ビリビリ」と感じ始めました。

    つまり、この人の場合は、1 mAが電気を感じ始める境目になります。

    このように、反応が初めて現れる境目の値を「閾値」といいます。

    今回の例では、1 mAが閾値ということです。

    ただし、この閾値には人による違いがあります。

    例えば、1.5 mAで初めて感じる人もいれば、0.4 mAで感じる人もいます。

    1.5 mAで初めて感じる人は、0.4 mAで感じる人に比べて、感電しにくい、つまり閾値が高いということです。

    また、「閾値」という言葉は、今回の電撃だけでなく、ペースメーカーなど、さまざまな分野で使われています。

    ひとまず、閾値とは、

    「反応が起こり始める境目の値」と覚えておきましょう。

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  • 電撃反応の周波数特性のグラフ

    電撃反応の周波数特性

    個人差はありますが、ここでは「周波数によって、感電の感じ方がどう変わるか」を表したグラフについて説明します。

    横軸が周波数、縦軸が「ビリビリ」と感じ始める電流、つまり最小感知電流(閾値)です。

    まず、一般的な商用交流である50~60Hzでは、最小感知電流は約1mAです。
    周波数が高くなると、最小感知電流も高くなります。
    ・~1kHz(商用交流:50~60Hz):約1mA
    ・10kHz~:約10mA
    ・100kHz~:約100mA

    つまり、周波数が高くなるほど、電流を感じにくくなることが分かります。つまり最小感知電流、閾値が高くなるということです。

    一方で、高周波では感電しにくいかわりに発熱が起こりやすくなります。

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  • 漏れ電流による電撃・感電|心室細動電流とは

    漏れ電流で強い電流が人体に流れると、心臓の正常なリズムが乱れ、不整脈を起こすことがあります。
    さらに強い電流が心臓に流れると、「心室細動電流」と呼ばれる、命に関わる危険な状態につながります。

    心室細動とは、心臓の心室が細かく痙攣してしまい、正常に血液を送り出せなくなる状態です。

    このような状態になると、自力で正常なリズムに戻ることは難しく、除細動器、つまりAEDなどによる電気ショックが必要になることがあります。

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  • 電撃へ影響する因子

    ここで重要なのが、人体の抵抗です。

    人体には、電流の流れにくさを表す「抵抗」があり、一般的には約500~1500オームとされています。

    しかし、この抵抗値はいつも一定というわけではありません。

    不安や驚きによる発汗、気温や湿度が高い環境、あるいは汗をかいている状態では、皮膚表面の抵抗値が低下することがあります。

    皮膚の抵抗が低くなると、体に電流が流れやすくなり、電撃による影響も大きくなります。

    そのため、汗をかいた手や濡れた手で電気機器を扱うことは、とても危険です。

    電撃事故を防ぐためには、機器の点検だけでなく、自分の体の状態や周囲の環境にも注意することが大切なんですね。

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  • 電撃、感電と生体反応

    電撃は、大きく「マクロショック」と「ミクロショック」の2つに分けられます。

    まずは、マクロショックです。

    これは、私たちが一般的にイメージする感電のことで、皮膚、つまり体の表面から体の中へ電気が流れる電撃のことをいいます。

    砕けた感じに言い換えると、体の表面が電気を食らう電撃です。

    例えば、バラエティー番組で、電気椅子に座った芸人さんが感電して痛がっている場面を見たことがありますよね。

    ほかにも、本講義のテーマでいえば、コンセントに触れてしまったり、漏電した医療機器に患者さんや医療スタッフが触れたりして起こる電撃事故も、マクロショックにあたります。

    一方、ミクロショックは、心臓へ直接電流が流れる電撃のことをいいます。

    言い換えると、心臓が直接電気を食らう電撃です。

    病院では、カテーテルなどを心臓の近くまで挿入することがあります。

    このような場合には、普段であれば問題にならないような、ごくわずかな電流でも、心臓に影響を与えてしまう可能性があります。

    そのため、医療現場では、マクロショックへの対策はもちろん、特にミクロショックへの対策が重要になります。

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  • Hello world!

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