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  • 病院でクラスⅠ機器が多い理由|クラスⅡ機器との違い

    講座の動画では川に例えて説明しています。↓

    https://hospital-facility.mish.tv/courses/RfVJAs8jWMzjbq66olCDbupY/sections/gtOwKNjkd40kOlsbojVLkJM9/steps/9bBArcNtlQdSHjQK0LUWlo2n

    クラスⅠ機器は、保護接地(アース)によって感電を防ぐ機器です。

    機器内部で絶縁が低下して漏れ電流が発生した場合でも、保護接地を通して電流を安全に流します。

    一方、クラスⅡ機器は、二重絶縁や強化絶縁によって、電気が外部へ漏れにくくすることで感電を防ぎます。

    つまり、

    クラスⅠ:保護接地で守る
    クラスⅡ:絶縁で守る

    という違いです。

    なぜ病院ではクラスⅠ機器が多い?

    病院では、人工呼吸器などのME機器をはじめ、多くの機器を長時間使用します。

    また、金属製の外装を持つ機器や、複数のME機器を同時に使用する場面もあります。

    そのため、万が一漏れ電流が発生した場合でも、保護接地によって電流を安全に逃がせるクラスⅠ機器が多く使用されています。

    3Pコンセントとの関係

    クラスⅠ機器は保護接地が必要なため、3Pプラグが使用される機器が多くあります。

    そのため病院では、クラスⅠ機器を安全に使用するために、3Pコンセントが重要な役割を果たしています。

    ただし、すべてのME機器がクラスⅠというわけではありません。クラスⅡ機器や、バッテリーなどの内部電源で動作する機器もあります。

    クラスⅠ機器=保護接地
    この関係を覚えておくと、病院の電気設備やME機器を理解しやすくなります。

  • 電流値によって人体にはどのような反応が起こる?

    家庭や病院で使用されている電気が人体に流れると、電流の大きさによってさまざまな反応が起こります。

    家庭や病院で使用されている電気が人体に流れると、電流の大きさによってさまざまな反応が起こります。

    日本の商用交流は50Hzまたは60Hzで、電流の向きが1秒間に何十回も入れ替わっています。

    では、電流が人体に流れると、どのくらいの大きさでどのような反応が起こるのでしょうか。

    電流値と人体の反応

    商用交流を成人男性に一定時間通電した場合の代表的な目安として、次のように考えることができます。

    約1mA:最小感知電流

    約1mAになると、「ビリビリ」と電気を感じ始めます。

    これを最小感知電流といいます。

    10~20mA:離脱限界電流

    さらに電流が大きくなると、筋肉が強く収縮し、自分の意思で手を離すことが難しくなる場合があります。

    これが離脱限界電流です。

    約100mA:心室細動の危険

    さらに大きな電流が心臓を通ると、心室細動などの重篤な不整脈を起こす危険があります。

    心室細動は、心臓が正常に血液を送り出せなくなる非常に危険な状態です。

    ミクロショックでは、さらに小さな電流でも危険

    一般的に人体の体表(皮膚)から電流が流れる場合をマクロショックといいます。

    一方、心臓に直接つながる電極やカテーテルなどを介して、心臓に電流が流れる場合はミクロショックと呼ばれます。

    ミクロショックでは、わずかな電流でも心室細動を起こす危険があるため、医療現場では特に注意が必要です。

    代表的な目安として、0.1mA程度が示されることがあります。

    電流値だけで安全とは判断できない

    ここで紹介した数値は、人体の反応を理解するための代表的な目安です。

    実際の影響は、通電時間、電流の流れる経路、接触状態、年齢や体格などによって変化します。

    そのため、「この電流なら必ず安全」と考えるのではなく、できるだけ人体に電流を流さないための安全対策が重要です。

    動画講座はこちら

    https://hospital-facility.mish.tv/

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  • 電撃へ影響する因子

    ここで重要なのが、人体の抵抗です。

    人体には、電流の流れにくさを表す「抵抗」があり、一般的には約500~1500オームとされています。

    しかし、この抵抗値はいつも一定というわけではありません。

    不安や驚きによる発汗、気温や湿度が高い環境、あるいは汗をかいている状態では、皮膚表面の抵抗値が低下することがあります。

    皮膚の抵抗が低くなると、体に電流が流れやすくなり、電撃による影響も大きくなります。

    そのため、汗をかいた手や濡れた手で電気機器を扱うことは、とても危険です。

    電撃事故を防ぐためには、機器の点検だけでなく、自分の体の状態や周囲の環境にも注意することが大切なんですね。

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