
ここでは、高周波電流が熱を発生する仕組みについて学びます。
周波数が高くなると、感電・電撃は起こりにくくなります。
一方で、電流のエネルギーによって、熱が発生しやすくなります。
では、細胞の中では、どのように熱が発生するのでしょうか。
細胞の中には、ナトリウムイオンやカリウムイオンなど、電気を帯びたイオンが存在しています。
高周波電流が流れると、交流なので、電流の向きが非常に速く入れ替わります。
イメージとしては、プラス同士、マイナス同士は反発し、プラスとマイナスは引き合います。
例えば、電気メスでは、500キロヘルツ以上の高周波電流が使われます。
これは、電流の向きが1秒間に50万回以上変化するということです。
そのため、細胞内のイオンも電流の変化によって激しく動かされます。
その結果、電気エネルギーの一部が熱エネルギーに変わり、ジュール熱が発生します。
つまり、高周波電流では、細胞内のイオンが高速で動かされることで、細胞に熱が発生するということです。
電気メスは、この熱を利用して、組織を切開したり、出血を止めたりしています。
他にも、高周波を利用した治療には、ハイパーサーミアやアブレーション治療があります。
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