片側接地配線方式と非接地配線方式の違い|病院の電気設備をやさしく解説

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手術室やICU(集中治療室)で、人工呼吸器などの医療機器(生命維持管理装置)が突然止まったら命に関わります。このような重大な事故を防ぐために、病院の重要なエリアではJIS T 1022:2023「病院電気設備の安全基準」に基づき、「非接地配線方式(アイソレーションシステム・フローティング電源)」という特別な電気の送り方が採用されています。

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なぜ普通の電気方式ではダメなの?(画像上の「片側接地」)

「片側接地配線方式」では、機器が壊れて漏電(電気が外に漏れること・地絡)が起きると、以下のことが起こります。

  • ブレーカーが作動する:電気を強制的に遮断します。
  • 医療機器がすべて停止する:命に関わる装置の電源も落ちてしまいます。

これでは、漏電による感電は防げても、停電によって患者さんの命が危険にさらされてしまいます。

医療機器を止めない「非接地配線方式」
そこで病院で使われるのが「非接地配線方式」です。この方式最大のメリットは、「1ヵ所が漏電しても、ブレーカーが落ちずに機器が動き続ける」点にあります。

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