B形・BF形・CF形の違いとは?|「フローティング」を理解すると一気にわかる装着部の分類

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「B形・BF形・CF形……何が違うの?」

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医療機器について勉強していると、このようなアルファベットが出てきます。

特にBF形やCF形を見ると、

「Fって何?」

と思う人も多いのではないでしょうか。

実は、このFが非常に重要なポイントです。

Fは、**Floating(フローティング)**を表しています。

そして、このフローティングの仕組みを理解すると、B形・BF形・CF形の違いがぐっとわかりやすくなります。

まずは、図を見てみましょう。

B形・BF形・CF形の違い

装着部とは、簡単にいうと、

医療機器のうち、患者さんの身体に接触する部分

のことです。

例えば、

  • 心電図の電極
  • 生体情報モニタのセンサー
  • 超音波プローブ
  • カテーテル

などがあります。

装着部は、電撃に対する保護の程度によって、主にB形・BF形・CF形に分類されます。

ここで、特に注目してほしいのが、**BF形とCF形にある「F」**です。


「F」はフローティングを意味する

フローティングとは、日本語にすると「浮いている」という意味です。

ただし、患者さんにつながる部分が、実際に宙に浮いているわけではありません(笑)。

ここでいうフローティングとは、

患者さんにつながる部分を、機器の他の部分から電気的に分離する考え方

です。

では、ここで疑問が生まれます。

電気的に分離してしまったら、患者さんから得られた信号はどうやって機器本体へ伝えるのでしょうか?

ここに、フローティングの面白い仕組みがあります。


電気を直接つながずに信号を伝える?

図の下側を見てください。

機器本体側には、電源部や電気回路があります。

一方、患者さんにつながる装着部は、必要な絶縁を介して機器側と分離されています。

その際に使われる仕組みの一つが、フォトカプラなどの絶縁技術です。


フォトカプラでは「光」を使う

フォトカプラは、その名前のとおり、光を利用して信号を伝える部品です。

イメージとしては、

電気 → 光 → 電気

という流れです。

例えば、ある側の電気信号を光に変えます。

その光を反対側で受け取り、再び電気信号として利用します。

つまり、信号を伝えるために、間を電線で直接つなぐのではなく、光を利用することができるのです。

これにより、必要な信号を伝えながら、電気的な分離を実現することができます。


トランスでは「磁気」を利用する

もう一つ、代表的な仕組みが**トランス(変圧器)**です。

トランスの場合は、電気をそのまま直接渡すのではなく、磁気を利用してエネルギーを伝えます。

イメージすると、

電気 → 磁気 → 電気

です。

このように、医療機器では必要な絶縁を確保しながら、電源や信号を伝えるためのさまざまな技術が使われています。


では、なぜフローティングが必要なの?

患者さんには、複数の医療機器が同時に接続されることがあります。

例えば、生体情報モニタや心電計などです。

このとき、もし患者さんにつながる部分が機器内部の回路と単純に直接つながっていると、万が一の異常時に、患者さん側へ意図しない電流が流れる危険性(マクロショック、ミクロショック)について考えなければなりません。

そこで重要になるのが、電気的な分離です。

患者さんにつながる部分に適切な絶縁を設けることで、電撃に対する保護を高めています。

このような考え方が、F形装着部を理解するうえで重要になります。

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